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2004年02月26日

学校飼育動物における鳥インフルエンザに対する対応について

緊急提言
教育機関各位
奈良県獣医師会学校飼育動物委員会
学校飼育動物における鳥インフルエンザに対する対応について

山口県で発生しました鳥インフルエンザは、終息宣言が出されようとしておりますが、新たに大分県で、ペットのチャボが7羽死んだという報告が出されました。テレビ、新聞などマスコミによる報道に、学校、保護者の方々の不安は、我々の想像を絶するものとお察しします。こう言った状況の中、日本小動物獣医師会より提示された資料をもとに当委員会が作成した表記マニュアルをお届けいたします。貴校に於かれまして今後の対応の一助となれば幸いです。

まず、子供たちや保護者の方々には、「学校の飼育動物は閉鎖された環境にあり、今の時点で学校の鳥が感染する可能性はとても低い。渡り鳥が感染源と推測されているが、ウィルスを持った渡り鳥が日本に来る確率、その渡り鳥が学校の鳥と接触する確率、そこから人に感染する確率、これらを掛け合わせると、限りなく低い確率になる」ことをご説明ください。

実際の対応方法としては、


  1. 健康状態の観察を徹底する(動物病院と相談する)

  2. 飼育小屋への野鳥の侵入を防ぐ
    (野鳥の糞との接触を避ける為、しばらくは屋根のない庭には出さない)

  3. 衛生管理の徹底
    1日1回は必ず掃除して、糞が乾燥して舞い上がらないようにする。糞が舞い上がるとき、あるいは飼育舎の床が土の場合の清掃は、マスク・ゴム手袋・ゴム長靴等の着用が望ましい

  4. 飼育舎出入りの時、逆性石鹸や塩素系消毒薬などをバットに入れ(踏み込み槽)、靴の裏を消毒する(この時にはゴム長靴を利用すると良い、下記参照)

  5. 飼育舎清掃後、また接触後の手洗い、うがいを徹底する

  6. 異常な鳥(元気がない、死んでいる鳥)を発見した場合は、鳥類に接触せずに、動物病院や家畜保健衛生所に連絡する

踏み込み槽および器具の消毒薬


  • 逆性石鹸

    商品名:オスバン、ベンザルコニウム液(500ml)、パコマ、アストップ(1L)
    水1Lに対して5~10mLを溶解する

  • 次亜塩素酸ナトリウム

    ●ピューラックス(通常プールの消毒に使用)
    水2Lに対してキャップ1杯(付属のキャップの容量は約6ccあります)

    ●キッチンハイター
     水5Lに対してキャップ2杯(付属キャップの容量は約25ccあります)


いずれも1日1回、作りなおして下さい。

床の消毒薬


  • 消石灰
    散布後、発熱しますので、1時間程してからニワトリをケージに戻して下さい。

    注意:生石灰では300度もの発熱を生じ、可燃物があると発火することもあるので消石灰と間違わないよう十分お気をつけください。

    保存されている石灰で、成分表示が消えている場合には、少量の石灰を水に入れて5分くらい待ち、発熱反応を確認してから使用して下さい。

  • 逆性石鹸(前出)
    水1Lに対し1mLを溶解し、噴霧する

糞の処理


  • 糞は一般ごみで出すか、焼却処理して下さい

子供たちには、「鳥インフルエンザが発生したからではなく、普段から手洗いやうがいをし、動物から人へ、人から動物へ病気がうつらない様、気をつけましょう」とお話いただければ幸いです。

投稿者 naravma : 2004年02月26日 13:45

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